基礎・基本をないがしろにしていないか①
一度はハロウインの仮装をしてみたいと思っている「恥ずかしい」という気持ちがすっかりなくなった43歳の塾長鈴木です。
#30歳の頃はあんなん絶対無理と思っていた
#まだまだ尖っていた10年前のアラサー
さて、今日は基礎・基本て大事だよねという話です。
そうです、結論を先に言ってしまっていますから、暇な方は生温かい目で読んでくれると嬉しいです。
そもそもですが、基礎・基本が簡単だと思い込んでる高校生・中学生は多いと思います。例えば、
(x-3)(x+5)=9の解は、x=3とx=-5
なのですが、「なんで?」と聞くと大抵の生徒はその説明ができません(答えは出せる)。これは基礎・基本の欠落です。大事な部分が抜けているわけです。
目次
▼昔と今の求められている力が違う
25年くらい前なら、答えさえ出せればそれで良かったのです。正解すること、つまり間違えないことが重要だった時代です(ギリギリですが)。しかし、インターネットによる情報の民主化(みんな情報を共有できる)で、正解がすぐわかる状況になった今、
正解を出すことに価値がない(大きく減った)
のです。では、何の価値が上がったのかというと、問題を解決する方法ではなく
問題を見つける
問題を自分たちで作る
ことに価値が見出されています。問題を見つけるには常に「なぜ?」「なんで?」という疑問に思うことが必要です。先入観を排除し、今までみんなが「これは利益が出ないからやめておこう」と思っていたことが、テクノロジーなどの発達で「利益が出る」可能性に気づくような感じです。
問題を作るは具体的な良い例が難しいですが、コンプレックスに訴えるビジネスが例としてあります。
痩せている方が良い、脱毛して肌が綺麗な方が良い
って誰が決めたのでしょう?きっとその企業です。コンプレックスに訴える価値観を作り出したわけですね。
このように仕事の作り方が変わった以上、子どもたちが受ける教育も変わらなければならないわけです。もちろん、不易な部分はありますが、この流れを抑えないと、
今の生活の豊かさを子供達の代でも維持する
のは難しいはずです。
(次回に続く)