数値化されないと自覚できない
おはようございます!年度途中なのにエウレカの改革を断行することに決めた塾長鈴木、特技は朝令暮改です。
教育業界は間違いなく大きな波に襲われます(学校もね)。その準備を猛ダッシュでやるだけです。
さて、今日はとても重要な話をしていきます。
生徒たちが目の前にある勉強をしなければならない理由の一つです。
多くの人が誤解していることが明らかになります。
目次
アイデアは算数、数学だ
勉強やスポーツの場合は、能力が数値化されています。なので、圧倒的な数字を出すためには日々の勉強や筋トレが必要なことを全員が認識しています。
ところがです。「アイデアだったら、万が一、イケるんじゃないか?」とか、「文章だったら、私たちでも書けるんじゃないか?」とか思ってしまう。仕事の場面でもそうです。「勉強はできなかったけど、社会に出たら関係ないよ」「仕事と勉強は関係ないよ」
ここから割り出される答えは、「数値化されない能力は、多くの場合、自覚症状がない」ということですね。
ただ、数値化されなくても、判断できる能力は、いくつかあります。
「歌唱力」や「画力」などが、それにあたります。
このへんの能力は、周りと比較して自分が今、どれぐらいの位置にいるか認識ができる。
しかし、「アイデア力」や「仕事力」に関しては、「私でも、万が一あるんじゃないか?」と考えてしまう。
でも、残念ながら、アイデアや仕事って、「ゼロ→1」の作業じゃないんです。
「自分が持っている素材・情報の掛け合わせ作業(編集作業)」なので、そもそも素材がないとアイデアは出せないし、仕事もうまくできないんですね。
例えば、『クラウドソーシング×クラウドファンディング』というアイデアです。
(#これでキンコン西野さんは絵本を作った)
「クラウドソーシングって何?」という人には、このアイデアは出せないわけじゃないですか?
「数字を知らない人には掛け算はできない」という話です。
掛け算をする為には、まずは「数字」というものを知らなきゃいけない。
でも、多くの人がそもそも「数字」を1〜3ぐらいまでしか知らない。
なので、どれだけ掛け算を頑張ったところで、せいぜい「3×3=9」ぐらいの答えしか出せない。でも、9まで知っていれば、「9×9=81」まで増えます。
アイデアは算数なんです。
結びつける作業なので、素材がなきゃいけない。
その素材を手に入れるには、勉強して知識を身につけるしかないんです。
その量が多ければ多いほど、アイデアは豊富になるし、仕事もできる。
ときどき、とても仕事ができるビジネスマンがいます。
「ひらめきが凄い人」みたいに捉えがちですが、「ひらめく為の素材を大量に持っている人」なんです。
つまり、「素材を持っているか、否か」なので、勉強していない人には再現不可能なんです。
だからまずは、
「自分のポテンシャルはこれぐらいだから、だったら、これをやらせて、これを掛け合わせれば、これぐらいになる」という計算式が描けるようになろう。