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生徒インタビュー

北海道大学(法)合格 小形 遥さん 2017年札幌北高卒

写真左 講師嶋田    写真右 小形さん

講師嶋田(以下◎)受験勉強で一番大変だったことは?

モチベーションをキープすること。学祭(7月上旬)までは忙しく、勉強をする時間が限られていたこともあり、逆に自然と勉強できていたけど、学祭後、運動部が引退を迎え周りが勉強に集中する時期に、みんなが頑張っているほどのやる気が出なかったのが大変だった。

◎モチベーションをキープすることの難しさを特に感じたのはいつ?

夏休み中かな。午前は家、午後からエウレカという流れだったけど、学校がないため、早起きができない上に二度寝をしてしまい、結局9時ごろに起床することが多かった。起きてから塾に行くまで家で勉強していたけど、集中できていたのは1時間ほどで。あとは参考書を開いてぼーっとしている状態だった。起きてすぐにエウレカへ行くべきだったように思う。

◎エウレカではどれくらい勉強してた?

14時ごろから22時まで。集中できる時もあればできない時もあったため、質より量、時間を意識して勉強した。1日の学習時間は、良い時で8時間程度かな。

◎モチベーションが上がってきたのはいつ?

秋になって追いつめられた頃。夏休みをもっとやっておきたかった後悔があって。

◎夏休み明けのテストや模試は結果が良かったよね?

そうなんです。悪くなるなぁと思っていたら、予想外に成績が上がってしまい、周囲の反応や模試の結果と自分が感じていることとのギャップを感じて、「次はやばい」と思いました。

◎確かにその頃、「これはまぐれです」って言ってたね。そのギャップが危機感を感じさせたんだ。

その後、実際、成績も落ち始めたので、これは頑張らなければと。しばらくやっていなかった朝学習を復活。きっかけは、英語の単語を速単からシス単に変えたことでした。速単の利点を生かせていないと感じて、塾長に薦められたシス単に変更したところ、新しい単語集ということもあり新鮮で、積極的に取り組めました。うまくはまったというか(笑)。移動時間に勉強するなどして、1日に30分から1時間ほど朝にやってましたね。

◎センター前はどのような感じだったか?  センターの1週間前は、勉強はしていたものの、やや投げやりで(笑)。「あと1週間でできるわけがないや」って。

◎きっと不安な気持ちとの葛藤だったんだね。

ちょうどその時、もしセンター試験で失敗したらどうするかについて親と話す機会を持って、親からは、「国公立であればどこに行っても良い」「もし北大以外の国公立に行ったとしても仮面浪人や休学をして北大を目指す選択肢もあるじゃない」と言ってもらえて。

◎不安や力みを和らげてくれる言葉だね。嬉しかったでしょ?

はい、「やりたいようにやっていいんだ」と感じ、どれだけセンターの結果が悪くても北大は諦めないという気持ちに繋がったと思います。

◎センター当日はどうだった?

幸運なことに、自分の高校での受験できたんですよ。センタープレと同じ席順で周りに友達がいたため、あまり緊張することなく受験できましたね。でも、最初の試験科目の日本史は、さすがに緊張してたみたいで、初めの3問くらい集中できなかったかな。でも、なんとか自分のリズムを取り戻して集中できたのではないかと。ただ、普段より時間に余裕はなかったですね。

◎国語や英語はどうだった?文系だからミスれないプレッシャーあった?

国語が本当にやばかったですね。現代文は順調だったが、古文と漢文が難しく、普段解いていたときと比べて大幅に時間が伸びてしまい、最後に解く小説の時間が無くなり、とりあえずマークを塗りつぶすという状態に・・・。

◎それはけっこうショックだったね、気持ち的に大丈夫だった?

試験が終わった後は落ち込みましたよ。でも、その後の英語はまあまあかなという感触で1日目を終えました。

◎2日目はどうだった?

数学と理科は、前日の影響を引きずらずに受けられました。開き直ってたかもしれません。いつも通りの出来。

◎ 自己採点を終えてみての感想は?

採点結果は目標よりも低かったです。特に国語は、予想通り自己最低の点数で。でも、点数が低かった原因が国語と英語であるとはっきりしていたので、それほど落ち込まなかったし、むしろ肩の力が抜けた感じというか。北大に受かる可能性は低いかなと思ったけど、親が理解してくれているし、この環境でやれるだけやってみようと思いましたね。

◎センター試験から北大前期まではどのように過ごしたの?

学校とエウレカで勉強をしてましたね。どちらも集中できる環境だったため、集中できる時間に合わせて場所を選んでました。

◎学校ではどんな感じで?

私の高校は好きな場所で勉強できるんですよ。だから、別の理系クラスの教室で一人で勉強したりもしてました。基本一人行動ですね。友達といるのは楽しいけど、喋ってしまい勉強が進まないから、約束をしたときにだけ会うようにしてました。

◎小形さんの良いところ一つだね。上手に行動できてると思う。

高校は進路室が充実してて、赤本や青本、模試の過去問などの教材が使い放題で、札幌北でよかったと感じました。

◎北大前期試験の直前はどうだった?

5日前にインフルエンザになり(苦笑)。しょうがないから、まずは1日で熱を下げようと。勉強は2時間ほどで切り上げて、薬飲んでゆっくり休みました。受験自体はできると思ったけど、同時に「何で今!?」と呆れるような気持ちにもなっていましたね。

◎大変だったよね。体調はすぐ回復したの?

1日で熱も下がり、家で勉強し始めました。試験の1日前は、塾長に「やり残したことがあったら気になるだろうから、勉強しにおいで」と言われて、嶋田先生と英語と国語やりましたよね。

◎ そうだったね。体調が回復していたみたいで安心したよ。しっかり最後の仕上げで過去問もやれたしね。

はい。それでも、やり残したと感じた部分もあり、気にはなったけど、試験前日に普段通りに勉強できて気持ちは満足できていました。

◎試験当日は?  体調は悪くなくて、会場では、同じように直前にインフルエンザにかかった受験生と話す機会もありました。入室してから30分ほど時間があるかと予想していたけど、実際は15分程度で、微分積分や確率の復習をしました。

◎1科目目の数学はどうだった?

数学は、苦戦しました。普段なら大問4つのうち2問を完答し、その他2問を出来る限り解いて時間もぴったりに終わるけど、1問も完答できず時間が余るくらいで・・・。ちょっと裏切られたような悔しい気分だったけど、やれることはやったという気持ちもありました。数学が終わった時点で、「(他の教科で)奇跡が起これば受かるかな」という感じで、緊張は無くなってましたね。

◎昼休みはどう過ごしたの?長いよね?

約2時間と長かったので、最初の1時間は勉強に充て、その後昼食。昼食後は英単語に取り組んだが、眠くなってきたので15分間昼寝を(笑)いや、元から睡眠はとってもいいなと思っていたんですよね。模試を受けているような気分だったかも(苦笑)。

◎それはなかなかできないよ(笑)でもリラックスできて数学を引きづらなくて良かったんだと思うよ!その後の英語は?

英語は、簡単な年だと思った。大問2は重要な単語の意味を忘れてしまったけど、大問3はいつも通り解けて。大問4はほとんど自信を持って回答はできてなかったかな。自分はポイントを逃した回答をしているなと感じて、ちょっと諦め感が(苦笑)。

◎でも、結果として合格していたわけだから、周りはもっとできてなかったということだね。国語はどうだった?

国語は、もう軽い気持ちで。苦手な芸術の分野からの出題で、うまく進まなかった。開き直ってたこともあって、力まずにとにかく解答を埋めて行きました。

◎うん、ほんとそれが良かったんだと思うよ。目の前の問題に集中できているもんね。北大前期が終わってから合格発表までは?

落ちたと思ってたから、浪人をして北大を目指そうと考えてましたね。大学生活を楽しみたいと思ってたから、やっぱり北大が良いなと。それに、北大前期までの受験勉強に関してはもう少し頑張れたかなと思ったから、来年は頑張ろうという前向きな気分でした。友達にも「落ちてても気にしないで」と言ってましたね。「今しか遊べないから遊ぼう!」と思い、たくさん遊んでました(笑)

◎じゃあ、合格発表はどうだったか?嬉しかったでしょ?驚いた?

合格発表はスマートフォンで見て、受験番号は暗記してたんですけど、自分の番号を見つけて「えっ!」って。全く信じられなくて、受験票を探して確認して、やっぱりあって。それでも信じられなくて、母親に見てもらい、さらに塾長にまで「確認してください」とLINEしました(笑)

◎そんなに信じられなかったんだ(笑)講師スタッフ側としては大丈夫だろうという意見がとても多かったんだよ。

いや、本当に「あり得ない」と思ったんですよ。「入学して良いの!?」「もう少し苦労した方が良いんじゃ」「自分が浪人して勉強するつもりだった分を勉強しなくていいのか」とか思ってました。

◎じゃあ、いつ合格を実感できたの?

実感が湧いたのは、合格通知が届いたとき。合格発表翌日の午後になっても届かなくて「やっぱり合格は間違いじゃないか」とまだ思ってました(笑)でも、夜に合格通知が届き「本当なんだ、まじか!」という感じでした。同時に、「大学で頑張ろう」と思えましたね。

◎合格に値するだけの努力はちゃんとしていたと思うよ。スタッフはみんなそう思っていたからね。エウレカの良かったところとかある?

高校からの帰り道にあったから、時間のロスが少なかったところ。あと、通り過ぎると罪悪感がある(笑)だから、足が向きやすかったかな。そして、いつでも行けたことも大きい。先生方に沢山質問を出来たし、自分が納得できるまで聞くことができたのも良かった。

◎通いやすさは大事だよね。特に冬は雪があるから大変だし。質問もさ、納得できるまで毎回1対1で北大の過去問をガンガンやれたからね!私もやってて楽しかったし(笑)それじゃ、最後に始まったばかりの大学生活について聞いておこうかな。どう?大学は。

大学の先生に対して、「かたい」「自分の喋りたいことだけを喋る」「楽しくなさそう」というイメージだったけど、実は気さくでくだけた先生が多くて、自由な雰囲気だった。でも、90分授業は長い(苦笑)。あと、キャンパス広くて迷う(笑)

◎それ、北大あるあるだから(笑)

大学でやりたいことは留学なんで、いい機会があればぜひ留学したいですね。

◎それ絶対いいよ!でも、私見たくタイミングを逃さないように早めに準備開始してね! じゃあ、そろそろ時間なんで終わるね。今日は長い時間ありがとう!今度、キャンパスであったら学食行こうね!奢るから(笑)

ありがとうございます!嶋田先生探して歩きますね(笑)

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